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宗長
「宗長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宗長の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
しい灰吹を持って来て巻煙草を燻らしながら、ぽつぽつ話をする。 この庵の創始者の
宗長《そうちょう》は、連歌は宗祇《そうぎ》の弟子で禅は一休に学んだというが、連歌....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
ゃないか」 市「えゝ、あれはナニ二百五十銭ばかりの銭で腹ア立てゝ、あれは根が太田
宗長という医者が悪いので、薬礼しろというが、銭ねえならお前二百五十銭に負けて遣っ....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
、臨終のまさに近からんとするを覚り、少しにても都近き所に移らんとしたるをもって、
宗長ら聞きてこれを伴い帰えりしに、文亀二年の七月二十九日というに遂に相模の箱根で....
「真間の手古奈」より 著者:国枝史郎
えました。 「――一筋に思いさだめず八橋のくもでに身をも嘆くころかな。――有名な
宗長親王様の、このような和歌がございます」 「成程」 と、左衛門はうなずきまし....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
准ぜられた。明応八年にはまた上杉氏に招かれて越後に行き滞留二年、文亀二年に門弟|
宗長を伴って関東へ出、川越に行き、箱根|湯本に到って旅に死んだ。年八十二。連歌に....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
悪くないのう……」さっきから耳心を澄ましていた一角はひとりで呟く。 「あの歌口は
宗長流、京都|寄竹派の一節切じゃ、吹き手はさだめし虚無僧であろう」 「まあ。本当....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
見違えるほどな変りよう、うかと、思わぬ失礼をいたした」 「あなた様も、その頃の、
宗長流の一節切を吹く虚無僧とは、すっかりお姿がお違い遊ばして……」 「ウム。ちと....