官務[語句情報] »
官務
「官務〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
官務の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奥の海」より 著者:久生十蘭
を糧にし、対屋の梁を伝う、やまかがしや青大将はご馳走のうちで、荘園の上りを持たぬ
官務や神祇官は、蕨《わらび》根や笹の実を粉にして、枯渇した腹の養いにしているとい....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
勇者と言うべからず」 二にいわく、「政府、人に乏し、有力の人物、政府を離れなば
官務に差しつかえあるべし」と。答えていわく、けっして然《しか》らず、今の政府は官....
「三国志」より 著者:吉川英治
ない、おれは家兄玄徳の命をうけて、吏道を正しに来たものだ。赴任以来、汝はほとんど
官務を見ていないというじゃないか」 「ぼつぼつやろうと思っている」 「怪しからん....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
た。 雨の京都は、この報で、 ――京中、動乱シテ、恐怖、流言、極マリナシ。〔
官務記〕 の状だったという。 けだし、天王寺の陥落は、淀川の線に沿って、すぐ....