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官地
「官地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
官地の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、礼高で当選したものが宿役人を勤めたのである。そのおりの当選者が木曾福島にある代
官地へのお目見えには、両旦那様をはじめ、家老、用人、勘定方から、下は徒士、足軽、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
に、近所近国といえども遠慮はなかろう」 「ですけれど、今の時勢で、この高山はお代
官地でしょう、近国はみんな城主のものになっていますから、思うようにいかないんだっ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
見たかったからです。 仏頂寺、丸山が教えることには、飛騨の高山はあれで幕府の代
官地だ、ことに先年やって来た旗本の小野朝右衛門の倅《せがれ》鉄太郎は、今は山岡姓....
「三国志」より 著者:吉川英治
かくて夜に入るのを待ち、手廻りの家財を驢や車に積み、同勢二十人ばかりで、遂に、
官地安喜県を後に、闇にまぎれて落ちて行った。 ――一方の督郵は。 あの後、間....