官私[語句情報] »
官私
「官私〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
官私の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
ったということではないか。そうしてそう着実になっているにかわらず、毎年何百という
官私大学卒業生が、その半分は職を得かねて下宿屋にごろごろしているではないか。しか....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ところがそれが、どうやら怪しくなって来たらしいのである。というのは、文部省以外の
官私の唱道で、文部省に無関係にもっと斬新(?)な教育制度が布かれはじめたからだ。....
「作男・ゴーの名誉」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
朝が一ぱいに訪れていた。作男は坊さんと何か話をしていたような素振りさえ見えたが、
官私二人の探偵姿を見ると、俄にプリプリしたように鋤を畝の中に突込んだ。そして朝飯....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
るは、社会にまぬかれざるところにして、世人の明知する事実なれば、今回もし幸にして
官私の変革あらば、国庫より見て学校の資本は必ず豊なるをさとることならん。 また....
「学者安心論」より 著者:福沢諭吉
その学芸の進歩、一得一失、未だ優劣を決すべからず。あるいは学校費用の一点について
官私を比較すれば、私立の方に幾倍の便利あること明らかに保証すべし。されば人民の政....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
民に独立の心なきより生ずる災害なり。今の世に生まれいやしくも愛国の意あらん者は、
官私を問わずまず自己の独立を謀《はか》り、余力あらば他人の独立を助け成すべし。父....
「新たに法学部に入学された諸君へ」より 著者:末弘厳太郎
多少の考えを持っているが、ここではその問題に論及せんとするのではない。現在全国の
官私立大学において法学教育の名において教えられているものをそのまま与えられた事実....
「私の見た大学」より 著者:戸坂潤
に対してどんな気持を有っているかを、論じようというのだ。 私は学生や教師として
官私にわたって約四つ程の大学に関係した。併し学生としても優良でなかったし教師とし....