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定番
「定番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
定番の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
七はここの店を出て、山卯の町内の自身番へ行ってみると、善八はまだ来ていなかった。
定番《じょうばん》を相手に、囲炉裏《いろり》のそばでしばらく話していると、やがて....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ければならないのです。今お話し申すのは小さい自身番で、親方が佐兵衛、ほかに手下の
定番《じょうばん》が二人詰めているだけでした」 佐兵衛はもう五十ぐらいの独身者....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
女房のお霜が店番をしていた。それを横目に見ながら、半七は隣りの自身番へはいると、
定番《じょうばん》の五平があわてて挨拶した。 「早速だが、ここの番太の夫婦はどん....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
帰る途中ではどうにもならない。彼は少しく思案して、自身番の男に云った。 「もし、
定番さん。わたしが引っ返して来るまで、この小僧を奥へほうり込んで置いてください。....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
もあり、ここの忠右衛門|忠真は、本家格ではないが、お徒士頭、お先鉄砲組頭、駿府|
定番などを歴任し、いまは、閑役にあるといえ、やしきは大きなものだった。 男子が....