宝亀[語句情報] »
宝亀
「宝亀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宝亀の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
歌経標式《かきょうひょうしき》』でありますが、奈良朝の末の光仁《こうにん》天皇の
宝亀年間に藤原浜成《ふじわらのはまなり》が作ったという序があって、歌の種類とか歌....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ち『近江輿地誌略』六一、蒲生《がもう》郡川守村鐘が嶽の竜王寺の縁起を引きたるに、
宝亀《ほうき》八年の頃、この村に小野時兼なる美男あり、ある日一人の美女たちまち来....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
霊仙は、興福寺の僧で、延暦二十二三年ごろ最澄、空海と共に入唐した。或はもっと早く
宝亀年中だという考証もある。そして長く向うに居た。長安醴泉寺僧内供奉翻経大徳とし....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
海真人三船の讒言によって、出雲守大伴|古慈悲が任を解かれた、古慈悲は大伴の一家で
宝亀八年八月に薨じた者だが、出雲守を罷めさせられた時に家持がこの歌を作った。歌は....
「起ち上る大阪」より 著者:織田作之助
んの仏壇の抽出に秘められている一巻の古い軸には、この地蔵さんが模写されていて、「
宝亀五年三月二十四日聖徳太子御直作」と肩書があり、裾書に「鈴木町」とある。鈴木町....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
必要とするような破綻の発生は、往々にして所謂マット狢の如き小事から胚胎する。かの
宝亀年間における上治郡の大領|伊治公呰麻呂の反の如き、その乱遂に延暦の末にまで及....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
鹿郡の大領|道島大楯という者から、相変らず蝦夷待遇を与えられるのを憤慨しまして、
宝亀十一年に暴動を起し、按察使紀広純を殺すという大騒ぎになりました。その勢強く、....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
た物しか記載に見あたらない。 ところで、飢饉年か疫病流行のためでもあったろう、
宝亀三年から四年にかけてインフレがおこった。彼らは自分持ちの宅地や口分田まで質入....