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宝島
「宝島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宝島の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
ジョン・ハリファックス・ゼントルマン」だとか、少年小説としては、スチブンソンの「
宝島」だとか、アミーチスの「クオレ」だとか、マロオの「家なき少女」だとか。科学小....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
行文、筆者の主観や情緒を抑えて、即物的な観察に終始した・ああいう行き方なのだ。「
宝島」の作者は何時迄も海賊と埋もれた宝物のことを書いていればいいのであって、南海....
「恐竜島」より 著者:海野十三
」 「そんなに苦労してとったフィルムが、いつ世界の人の眼にとまるのだ。永久にこの
宝島に葬《ほうむ》りさられるとも限らないのだよ」 張が重々《おもおも》しい声で....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ず失敗を見込み、名誉ある敗北を一種の勝利と見做《みな》す云々」スティブンソンの「
宝島」やなんかを私たちは面白がらないのだが、そういうものを書かせた――自分の条件....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
過程については、既に種々の伝説が存在している。とにかく、「新アラビア夜話」及び「
宝島」の出版によって初めて文学的名声を得たスティーヴンスンが肺患に悩みながらヨー....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
! 大地主のトゥリローニーさんや、医師のリヴジー先生や、その他の方々が、私に、
宝島についての顛末を、初めから終りまで、ただまだ掘り出してない宝もあることだから....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
が、ごろごろしているではないか。 「これはいい島だ」 「宝の島ですよ」 「よし、
宝島と名をつけよう」 私は、
宝島と名をつけた。
宝島は、できてから、まだ新しいの....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
それも知らないよ」 「僕、烏に逢いたいなア」 「どうして烏に逢いたい?」 「僕、
宝島へ行ってみたいよ」 「
宝島へなら私も行きたい」 「烏! 烏!一本足の烏!」 ....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
天荒な旅を思いたち、独領ニューギニアのフインシャハから四千キロもはなれた、かの「
宝島」の著者スチーヴンスンの終焉地、Vailima 島まで独木舟旅行を企てたので....
「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」より 著者:前田河広一郎
ら、異容な顔を突出して、誰憚らず大声で身の上話をするところは、スティヴンスンの『
宝島』に出て来る海賊そっくりだった。 今まで、どんな男であるかも知らない当人が....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
もとのところへ戻って来ます。 あたしは、急いで絵本をひろげる。『ベカッスさんの
宝島探険』というお噺《はなし》なんです。 きのうは、ベカッスさんが帆前船《ほま....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
「
宝島」はロバート・ルーイス・スティーヴンスン(一八五○―一八九四)の最初の長篇小....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ある。この方言は不思議に分布が弘い。鹿児島ではトッシャゴまたはトッサゴ、南の境の
宝島ではトビシッゴ、沖縄県でも本島はテインシャグ、またはチングサ、宮古島ではティ....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
および岩手県|上閉伊郡の一部に、炉をジロと謂う方言があるほかに、島では鹿児島県の
宝島と種子島、東京府下では八丈島、日本海では佐渡島外側の海府地方と、羽後の飛島と....