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宝生新
「宝生新〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宝生新の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
をつとめた事があるという。舞台は判然しないが、その「石橋」で翁の相手をした人々は
宝生新朔、清水然知、清水半次郎、長知公、一噌要三郎と記録されている。いずれもが、....
「夏目漱石先生の追憶」より 著者:寺田寅彦
見になったのであったが、先生死後に絵の掛け物を一幅御遺族から頂戴した。 謡曲を
宝生新氏に教わっていた。いつか謡って聞かされたときに、先生の謡は巻き舌だと言った....
「文士の生活」より 著者:夏目漱石
《なま》けて居るから、どれ程の上達もして居ない。下《しも》がかりの宝生で、先生は
宝生新氏である。尤《もっと》も私は芸術のつもりでやって居るのではなく、半分運動の....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
流で師匠株になっている、金子亀五郎氏がシテで、ワキは同郷の黒田から妻を娶っている
宝生新氏が勤めて下さった。この時も私夫婦は勿論、その頃出京していた山路の娘その他....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
の老父君であった藤野|漸翁が久松家の用人として住まっていた。大正三年の五月に私は
宝生新氏(漱石氏の謡の師匠)や、河東碧梧桐君や、次兄|池内信嘉やなどと共に松山に....