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「実相観入〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

実相観入の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俳句の精神」より 著者:寺田寅彦
るというのが日本人なのである。 こういうふうな立場から見れば「花鳥諷詠」とか「実相観入」とか「写生」とか「真実」とかいうようないろいろなモットーも皆一つのこと....
生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
できない。善いとか悪いとかいえないものであります。それが一つの実相であります。「実相観入」ということは、芸術のほうではよくいいます。つまり実相をみてそのなかには....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
。『阿部一族』における蜻蛉の描写なども凄いほどの効果を示しているといって、鴎外の実相観入の力を称えている。 その通りである。鶴見は一も二もなくそう思った。長十....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
は創作的なものだそうだ。芸術にしたところで、何といっても東洋精神に限るよ。」 「実相観入かい。」 「近頃の歌壇の慣用語でいえば、そうさ。だが、写生の語義を伝神と....