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実証論
「実証論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
実証論の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「物理学と感覚」より 著者:寺田寅彦
念が先になって、物体に力が働いた時に受ける加速度を定める係数というふうに解釈した
実証論者もある。電子説が勢いを得てからは運動せる電気がすなわち質量と考えてすべて....
「科学論」より 著者:戸坂潤
ス学会編――の中)を参照。――なおこの『科学研究法』は人文関係の諸科学に就いての
実証論的な立場からする代表的な省察が集められている。 統計的操作とは、個々の事....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
王国とかを求めるのも亦非科学的で形而上学的だというのである。要するに認識論的でも
実証論的でもないから、形而上学だと云うのである。だがこのブルジョア哲学的範疇とし....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
きづまって各種の探求が文芸界になされたと同様に、自然主義の基礎ともいうべき唯物的
実証論が行きづまった時、思想界にも各種の探求がなされた。殊に人間の意識外の世界に....
「哲学入門」より 著者:三木清
。デカルトは知覚に、感官による知覚と知性からの知覚とを区別したが、経験論的ないし
実証論的立場における模写説は前者を、合理論的立場におけるそれは後者を、認識の根柢....
「二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
信じているのだ。 それは「精神の肉体」と言う僕の発明した言葉で指摘してもいい、
実証論者たちは、これを亡霊だと揶揄して凱歌をあげるだろう。それは当然だ。けれども....