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「客寄せ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

客寄せの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
か、それとも評判のさるしばいのほうからか、いずれにしても気のうきうきと浮かれたつ客寄せの太鼓です。――荻生徂徠《おぎゅうそらい》がいったことには、品行方正な者が....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
きな――」 二つの駕籠《かご》を追いかけて、江戸屋江戸五郎の小屋から、景気よく客寄せのはやし太鼓が、風に送られながら伝わりました。....
馬庭念流のこと」より 著者:坂口安吾
に唐手使いと称する香具師がやって見せる芸である。むろんその香具師は薬を売るための客寄せにやって見せるだけで、本当の唐手使いではない。 私は唐手の広西五段(唐手....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
という。伴天連はパードレ、神父の意。新教の牧師に当る。彼らは布教の始めに当って、客寄せというような意味で手品などもやったようだ。新教では奇蹟を説かないが、旧教で....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
感嘆してしまった場合も同様。従ってこれはまさしく当時として極めて有効な八方睨みの客寄せ法といってかなりだろう。 発端はすなわちそのA――若き日の飯島が本郷の刀....
牛込館」より 著者:渡辺温
館だの――矢張りそんな時分に栄えた牛込館がそのまま取り残されている。窓のところに客寄せの楽隊でもいてくれたなら、ひょっとして無性に懐かしい気持がしたかもしれない....