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「宣下〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宣下の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
十四歳の今日も存しているのである。 京都に住んだその年の末に、徳川家茂公に将軍宣下があったため、酒井|雅楽頭《うたのかみ》が代理として御礼に上京することになっ....
源氏物語」より 著者:紫式部
る明石夫人は、養祖母に任せきりにして、産湯の仕度などにばかりかかっていた。東宮|宣下の際の宣旨拝受の役を勤めた典侍がお湯をお使わせするのであった。迎え湯を盥へ注....
法然行伝」より 著者:中里介山
《ふじいのもとひこ》」という俗名を附けられて土佐の国へ流されることになった。その宣下状に云う。 太政官符 土佐国司 流人藤井元彦 使|左衛門府生《さえもん....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た彼でもない。 世上ではこんどのいきさつを知っている。 なるほど尊氏は将軍|宣下を求めていたが、朝廷はそれを拒否して、他の宮へ征夷大将軍を与えてしまった。の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、京都へ突いて入った。 南朝ではその間、直冬を“総追捕使”に補して、尊氏討伐の宣下まで与えて鼓舞していたが、直冬はもろくも京都をすてて山陰の石見へ逃げ落ち、そ....