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宣徳
「宣徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宣徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一夜」より 著者:夏目漱石
を握って見て、「香《こう》でも焚《た》きましょか」と立つ。夢の話しはまた延びる。
宣徳《せんとく》の香炉《こうろ》に紫檀《したん》の蓋があって、紫檀の蓋の真中には....
「金鳳釵記」より 著者:田中貢太郎
崔興哥は春風楼を目的にして来た。そこには彼の往こうとしている呉防禦という富豪の家があった。少年の時、父に伴われて
宣徳府へ行ったきりで、十五年間一回もこの揚州へ帰ったことのない興哥は、故郷とはい....
「促織」より 著者:田中貢太郎
明の宣宗の
宣徳年間には、宮中で促織あわせの遊戯を盛んにやったので、毎年民間から献上さしたが....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
はすでに已に砕けて地上に横たわっているのはもっともだが、観音様の前にあった一つの
宣徳炉が見当らないのが不思議だ。 阿Qはあとでこの事を聞いてすこぶる自分の朝寝....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
、『西遊記』、『金瓶梅』のごときを特徴とする。唐宋の醇美な彫刻絵画に対して、明は
宣徳・嘉靖・万暦の陶瓷、剔紅、填漆の類を特徴とする。ただ学術においては、唐宋にお....