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宣撫
「宣撫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宣撫の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陣中日誌(遺稿)」より 著者:山中貞雄
伏線として 水筒を振ッて水を呑む 石家荘と書いたガス灯割れている。 ○軍
宣撫班の話 五色国旗を見せて、これは君たちの国の国旗か、然り 青天白日旗でワ....
「中支生活者」より 著者:豊島与志雄
から遠いものである。また杭州市民間の氏の勢力は、氏の背後関係を割引して考えても、
宣撫工作などで得らるるのとは異ったものである。殊に、氏が懇意にしている人々のうち....
「三国志」より 著者:吉川英治
いて予を迎う。――咎めれば咎める罪状は成り立つが、もし力をつくして、領内の百姓を
宣撫するなら、前日の罪はゆるしてやろう」 と、いった。 陳父子は慴伏して、 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
「いかにも」 と、玄徳も同じ気もちであったとみえ、すなわち隊を分って、各地方へ
宣撫におもむかせた。 すなわち、厳顔、卓膺には張飛をつけて、巴西から徳陽地方へ....
「三国志」より 著者:吉川英治
やって来い」 と、北の天へ向って罵った。 その頃、孔明はすでに、西※河地方を
宣撫し終って、炎気|焦くが如き南国の地を、さらに南へ南へ行軍し続けていた。 「こ....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 しかし彼は無為にとどまっていなかった。その間に、食糧問題の解決と、占領地の
宣撫にかかった。 屯田兵制度をつくり、兵をして田を作らせ、放牧に努めさせた。け....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
ィール船長が私にコーヒーを送ったのは施しではなかった。いわんや日本が好んで用いた
宣撫でもなかった。それは単純な友愛のあらわれであった。国境を感ぜず、戦勝民族、敗....