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室町幕府
「室町幕府〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
室町幕府の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
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「応仁の乱」より 著者:菊池寛
火を切って、応仁の乱を捲き起したのが、実に細川山名二氏の勢力争いである。 元来
室町幕府にあっては、斯波、畠山、細川の三家を三職と云い、相互に管領に任じて、幕府....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
どういう風に」 「その間には応仁の乱なんていう年があったでしょう」 「ウム」 「
室町幕府が無能だったので、内乱ばかり起って、力のある者と力のある者とが、自分たち....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
でも、茶屋四郎次郎でも、灰屋紹由でも、みな武家出であることも一致している。つまり
室町幕府の臣下が、初めは商業方面の一役所としてやっていた実務が、いつのまにか幕府....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
えし、建武、正平のむかしを思い、また、現在の世へ思い到って、 (応仁の乱れから、
室町幕府のくずれ、信長の統業、秀吉の出現と時勢は移り、――そしてその秀吉の亡い今....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
俊もついて行った。 彼はそのまま陣中僧として、尊氏のために犬馬の労をとり、後、
室町幕府成立の日にいたッては、その枢機にまで参加した。 元々、日野家は貴族中の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
」 と、尊氏は、あらたまって、こう言った。 「上に、新しい朝廷を仰ぎ、そして、
室町幕府の第一歩をそのお膝もとに開く日にあたりながら、なお尊氏が、自分の母や妻子....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
養子に入った。 ここで私の調べたところを少々加えると。 足利将軍家の正嫡は、
室町幕府の滅亡後、各地を転々とし、天正十八年、徳川家康の擁護で、やっと下野塩谷郡....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
し、また襟元をあらためた。播州の一隅から出ない地方城主の家中でも、久しいあいだの
室町幕府の礼儀式典にやかましい風習だけはよく身に沁みている。こうすがたを揃えて厳....