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「室町殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

室町殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
も重ぜられ、風流の嗜み深かった義尚将軍のごときは、文明十五年七月からして、隔日に室町殿へ出頭してくれるようにと頼んだ。禁裏の御用もたくさんあるので、実隆にとって....
雪の宿り」より 著者:神西清
に土御門万里の小路の三宝院に火をかけて、ここの陣所を奪いとり、愈々戦火は内裏にも室町殿にも及ぼう勢となりました。その十三日には浄華院の戦さ、守る京極勢は一たまり....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
茨組などという徒党があって――もちろんそれは男伊達などとは敬称されなかったが、「室町殿物語」などによると、 ソノ装束ハ、赤裸ニ茜染ノ下帯、小王打チノ上帯ハ幾重ニ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
父祖も、吉川家に随身の者か」 「遠くは近江の佐々木が一族と聞いておりますなれど、室町殿滅亡後、母方の里へひそみました由で、吉川家の禄は喰んでおりませぬ」 など....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
つに終るというものではない。 ただ時代に依って、それにも幾多の変遷はある。 「室町殿日記」に見られる十二代将軍義晴の天文十一年に、中国の武士|山内源五兵衛とい....