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「室蘭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

室蘭の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
* * 「星野清逸兄。 「俺はやっぱり東京はおもしろい所だと思うよ。室蘭《むろらん》か、函館《はこだて》まで来る間に、俺は綺麗さっぱり北海道と今まで....
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
室蘭港《むろらんこう》が奥深く入り込んだ、その太平洋への湾口《わんこう》に、大黒....
縮図」より 著者:徳田秋声
るはずもなく、借金が殖える一方なので、河岸をかえて北海道へと飛び、函館から小樽、室蘭とせいぜい一年か二年かで御輿をあげ、そちこち転々した果てに樺太まで乗し、大泊....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
沼を立つ。駒が岳を半周して、森に下って、噴火湾の晴潮を飽かず汽車の窓から眺める。室蘭通いの小さな汽船が波にゆられて居る。汽車は駒が岳を背にして、ずうと噴火湾に沿....
孟買挿話」より 著者:吉行エイスケ
る。スークル・カ・バッチャ、この豚の子奴! 3 孟買埠頭の藍色の海に室蘭丸が碇泊していた。午前五時出航なので船客は日が暮れると乗船を始め、私は午後九....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
を挙げて恰も相撲の如くして遊ぶを見て楽めり。 三月十日、栃内氏より電報あり、又一室蘭迄帰ると。 赤飯を製して一同に祝せり。 三十日、川氷解け初めたり。 四月四日....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の中でもいられるでしょう。わたしの湯恋いをお察し下さいませ。 よほど久しい前、室蘭や虻田辺からずっと新冠まで行ったりした頃、わたしはアイヌ語がすこしわかりまし....
或る農学生の日誌」より 著者:宮沢賢治
なしがあった。今月の十八日の夜十時で発《た》って二十三日まで札幌《さっぽろ》から室蘭《むろらん》をまわって来るのだそうだ。先生は手に取《と》るように向《むこ》う....
利尻山とその植物」より 著者:牧野富太郎
いので、青森に着いて、一、二の人を訪問して、二十八日に同所を出発して、二十九日に室蘭に上陸した、この間は別に話すべきこともないが、同日の午後四時に紋別《モンベツ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
二二・〇一 〇・四〇 五五・三九 六・四四 三・〇六室蘭産小豆 一七・〇〇 二二・九七 〇・三八 五一・六....
帯広まで」より 著者:林芙美子
半分に分れて、一方は小樽から札幌、岩見沢、旭川、わっかないと云う順に廻り、一方は室蘭、帯広、釧路、網走と巡って行くのであったが、伊代はわざわざ帯広まわりを申し出....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
。私も是非それを見て来たいと思っていた。 そんな次第で、昨日まず私達は長万部で室蘭線に乗換えてS金山へ行った。だが、駅に下りた時にはすでに暮色が迫っていて、た....
あの世の入口」より 著者:知里真志保
わちあの世への入口を地獄穴と訳すのは正しい訳とは云いかねる。むしろ極楽穴である。室蘭本線、虻田と豊浦の間の海岸に、アフンルパ※と称する洞窟がある。それについて、....
言語と文化史」より 著者:知里真志保
峡を渡り、東北地方を占拠し、また他の分派はオシャマンベから噴火湾に沿うて南下し、室蘭から幌別、白老を通って太平洋岸を東進し、日高のシズナイの辺まで行って、あそこ....