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「宮中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宮中の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
い、完全に成功してみせたというのである。王子たちのみならずファラオ自身も時々この宮中占星官から科学や魔術の教授を受けたという話である。 エジプト人は地中海から....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
なところなり。こういう仕事をせぬ内閣は早く代わるに限る。思えば、今は亡き前文相二宮中将が、組閣間もなく国民学校第二学期の始まっていることを十日も忘れての放送に、....
歌行灯」より 著者:泉鏡花
してやろう。」 と、引立てて、ずいと出た。 「(源三郎)……かくて竜宮に至りて宮中を見れば、その高さ三十丈の玉塔に、かの玉をこめ置、香花を備え、守護神は八竜|....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
「ははあ。」と、得業士はにっこりしながら、「あれもなかなか気のきいたものでして、宮中ではずいぶん読まれていますよ。*王様はとりわけ、アーサー王と円卓の騎士の話を....
小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
とは、うけたまわったことがございません。」と、侍従長はいいました。「ついぞまだ、宮中へすいさんいたしたこともございません。」 「こんばん、さっそく、そのさよなき....
人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
一生ですよ。それだけに、あとはきれいさっぱり、安心して休めるというものだ。今夜は宮中|舞踏会をやりましょう。」 さて、この舞踏会が、なるほど、地の上の世界では....
雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
に、そとをとびまわっているほうがいいかい。」と、王女はたずねました。「それとも、宮中おかかえのからすとして、台所のおあまりは、なんでもたべることができるし、そう....
作画について」より 著者:上村松園
賜菖蒲前」「軽女悲惜別」「重衡朗詠」また小野小町、紫式部、和泉式部、衣通姫などの宮中人物、上※、女房等々、歴史のなかから画材を選んだ作画もあり、「唐美人」などの....
「草紙洗」を描いて」より 著者:上村松園
んど、それを描いてみたのでした。 小町の“草紙洗”というのは、ご存じのとおり、宮中の歌合せに、大伴黒主が、とうてい小町には敵わないと思ったものですから、腹黒の....
あゝ二十年」より 著者:上村松園
がこの作品の仰せを蒙りましたのは、今から実に二十年もの昔のことで、それはその当時宮中に奉仕しておられました三室戸伯爵を経てでございました。私はそれ以来、一日も早....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
研究をこの絵に盛ることができましたので、私といたしましては、相すまぬながら、長く宮中にお残しいただく絵として、心残りなく描かせていただいたという心持がしておりま....
税所敦子孝養図」より 著者:上村松園
自らをかえりみなかったのである。 のちに(明治八年)その才を惜しまれて、女史は宮中に出仕する身となり、掌侍に任じられ、夫や姑のなきあとは歌道ひとすじにその身を....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
それまでは死力を尽して奮闘の覚悟に候、北京の町の汚なさお話になつたものにあらず、宮中|厠と申候共同便所の如きもの往来の両側に処々散在すれども日本の共同便所と同日....
古事記」より 著者:太安万侶
の名を取つて名づけたのです。山百合草のもとの名はサヰと言つたのです。後にその姫が宮中に參上した時に、天皇のお詠みになつた歌は、 アシ原のアシの繁つた小屋に ス....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
た“驢背集”という詩集には、 『日本軍の入城に依って宮城が守られ、逃げる隙なく宮中に残った数千人のものは日本軍に依って食を与えられた。宮中には光緒帝も西太后も....