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「宮内官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宮内官の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ずしも正確ではないので、所謂文官ばかりではなく武官や軍部の文官も含むし、警察官も宮内官吏も含んでいる。そればかりではなく、所謂官吏だけではなく一般の公吏や官公庁....
眠る森のお姫さま」より 著者:楠山正雄
城のなかの物のこらず、それはおつきの女教師から、女官から、おそばづきの女中から、宮内官、表役人、コック長、料理番から、炊事係、台所ボーイ、番兵、おやといスイス兵....
三国志」より 著者:吉川英治
った蹇碩の奴さえ誅戮すればいいのだ」 内宮を出ると、何進は、右往左往する味方や宮内官たちを、鎮撫する気でいった。 「蹇碩は、すでに誅罰した。彼は我を害さんとし....
三国志」より 著者:吉川英治
へうつし、謀臣の賈※、武将|左霊のふたりを監視につけ、泣きさけび、追い慕う内侍や宮内官などに眼もくれず、後宰門から乱箭の巷へと、がらがら曳きだして行った。 「李....
三国志」より 著者:吉川英治
何といっても彼は名家の顕門で、いわば国の元老にも擬せられる家柄であるが、曹操は一宮内官の子で、しかもその父は早くから郷土に退き、その子曹操は少年から村の不良児と....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
み入り、陛下への拝礼をして、総理の手からうけて退がるのである。――その時刻前に、宮内官の案内で、ちょっと、リハーサルの説明などがあった。――そのさい数学の岡潔氏....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
みるが、陛下は『まあよい、まあよい』で、いつか二年余も経ってしまった。 すると宮内官吏の或る者が、自分のふと気づいた儘を、上司へそっと告げてみた。それは陛下の....