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「宮地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宮地の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
骨を削りつつ歩む」より 著者:佐左木俊郎
っていた。創作の方の収穫は秋までに、短篇小説を七篇と戯曲を一篇きり書けなかった。宮地嘉六氏と内藤辰雄氏の鞭撻《べんたつ》のお蔭で、かなり力の入れどころも知ったよ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
で、一旦は流行りましたが、そう長くは続かないので、後には両国を引き払って、諸方の宮地や寺内で興行したり、近在の秋祭りなぞへ持ち廻ったりしていました。その豹が逃げ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、芝神明宮の生姜市もきのうで終ったという九月二十二日の夕方の出来事である。神明の宮地から遠くない裏店に住んでいるおまきという婆さんが頓死した。おまきは寛政|申年....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
か」 江戸の劇場は由緒ある三座に限られていたが、神社仏閣の境内には宮芝居または宮地芝居と称して、小屋掛けの芝居興行を許されていた。勿論、丸太に筵張りの観世物小....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
◯放送は「明日も敵襲あるべし。敵機はふえるであろう」とのべる。 ◯防空総本部、宮地直邦放送。 ・米は、欧州戦の当初焼夷弾を5%使ったが、今は60%位使っている....
忘れえぬ人々」より 著者:国木田独歩
に輝いている。僕らがその夜、疲れた足を踏みのばして罪のない夢を結ぶを楽しんでいる宮地という宿駅もこの窪地にあるのである。 『いっそのこと山上の小屋に一泊して噴火....
白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
見ても絶壁! 墜石! 三角測量標の直下には、誰かが前に土を均らした痕のある、野宮地には誂え向きな、三間位な平地が出来ている、黄花石楠花、小岩鏡、チングルマ、岩....
一九三四年度におけるブルジョア文学の動向」より 著者:宮本百合子
中央公論』に連載中の島崎藤村はもちろん、永井荷風、徳田秋声、近松秋江、上司小剣、宮地嘉六などの諸氏が、ジャーナリズムの上に返り咲いたことである。 このことは、....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
従来の作家の生い立ちとは全くちがった生活の閲歴を持った前田河広一郎、中西伊之助、宮地嘉六等の作家たちと共に平林初之輔その他が新興文学の理論家として活動しはじめた....
稚子法師」より 著者:国枝史郎
紅斑々|髻千切れた凄じい姿で目付衆の屋敷へ宣り出た、切られた二人の其一人は、家老宮地源左衛門の四男、もう一人は大脇文右衛門の二男で文右衛門は功労ある地方奉行であ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ということで通過の雪どけを待つ意味の通交の祈願のような気がします。 竹原村大字宮地の川合平に日本に珍しい枝垂栗の自生地がある。この栗の自生地は他にシナノの某山....
小説 円朝」より 著者:正岡容
」 薄青いなおしを飲み干すと、 「猿若の三座……いやまさか三座は無理だけれど、宮地《みやち》芝居、緞帳でいい。いまに私は芝居小屋を開けてきっと三遊亭圓朝の看板....
神仙河野久」より 著者:田中貢太郎
神仙の実在を信じて「神仙記伝」と云う書物を編輯していたと云う宮中掌典の宮地嚴夫翁が明治四十三年、華族会館で講演した講演筆記の写しの中から得た材料によっ....
凍るアラベスク」より 著者:妹尾アキ夫
か迷っているらしく、暫らく黙っていたが、落着きのないおどおどした調子で、 「私は宮地銀三と云うものです。お初めてで紹介もなしに呼びとめるのは失礼かも知れませんが....
機密の魅惑」より 著者:大倉燁子
ブックを開いて、当時の新聞記事を見せてくれた。 『淋しく残る荷物に死の予感――、宮地(仮名)夫人謎の死』という題で、 『四月二十五日午後零時三十分神戸発の急行列....