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宰
「宰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宰の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
す。沙室屋《しゃむろや》の珊瑚樹《さんごじゅ》を詐《かた》ったのも甚内です。備前
宰相《びぜんさいしょう》の伽羅《きゃら》を切ったのも、甲比丹《カピタン》「ぺれい....
「不思議な島」より 著者:芥川竜之介
大きい蜥蜴の偶像ですか?」
老人「あれは蜥蜴《とかげ》ではありません。天地を主
宰《しゅさい》するカメレオンですよ。きょうもあの偶像の前に大勢《おおぜい》お時儀....
「三右衛門の罪」より 著者:芥川竜之介
文政《ぶんせい》四年の師走《しわす》である。加賀《かが》の
宰相《さいしょう》治修《はるなが》の家来《けらい》に知行《ちぎょう》六百|石《こ....
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
慇懃《いんぎん》に客を促した。
* * *
元
宰先生《げんさいせんせい》(董其昌《とうきしょう》)が在世中《ざいせいちゅう》の....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
天文学は神様に関する教え、すなわち、宗教の一部になった。しかしてその修行はただ主
宰の位置にある僧侶階級にのみ限られていた。誰でもこの僧侶階級の先入的な意見に疑い....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
時の大火傷、享年六十有七歳にして、生まれもつかぬ不具もの――渾名を、てんぼう蟹の
宰八と云う、秋谷在の名物|親仁。 「……私が爺殿でござります。」 と姥は云って....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
方へ、ひょこひょこ行く。 ト頬被りは、じろりと見遣って、 「ざまあ見ろ、巫女の
宰取、活きた兄哥の魂が分るかい。へッ、」と肩をしゃくりながら、ぶらりと見物の群を....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、苦心の結果、場末の浪花節を聞いたという。こんなのは月賦が必ず滞る。……洋服屋の
宰取の、あのセルの前掛で、頭の禿げたのが、ぬかろうものか、春暖相催し申候や否や、....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ろいろ揃えてある……。』 問『産土神は皆男の神様でございますか?』 答『産土の主
宰神は悉く男性に限るようじゃ。しかし幼児の保姆などにはよく女性の人霊が使われるよ....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
であって、土地で御鷹というのは素朴な木彫で鶯に似た形の鳥であるが、これも九州|太
宰府の鷽鳥や前記の鶉車の系統に属するものである。 鷹山上杉治憲公が日向|高鍋城....
「茶の湯の手帳」より 著者:伊藤左千夫
て居るが、其実趣味に疎いが常である、学者に物の解った人のないのも同じ訳である、太
宰春台などの馬鹿加減は殆どお話にならんでないか。....
「絹と紙の話と師弟の間柄の話」より 著者:上村松園
どそっくりそのまま現代式な焦燥な心をあらわしてると思います。それが立派な先生の主
宰する塾に弟子入りしてる人でそうなのです。師匠と頼んで弟子入りして置きながらそう....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
て、ここで鶏に目が入り次第、車を手舁で床の正面へ据えて、すぐに荷拵えをして、その
宰領をしながら、東京へ帰ろう手筈だったそうですわ。……仕上りと、その出発祝を兼ね....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
仏教は無神教なりという。だれか賞善罰悪の権を有するや。政教子曰く、仏教は賞罰を主
宰する神を立てず、ゆえにその権を有するものなし。しかして道理の主
宰あり、すなわち....
「県歌 信濃の国」より 著者:浅井洌
詩歌に詠みてぞ伝えたる 五 旭将軍|義仲も 仁科の五郎|信盛も 春台太
宰先生も 象山佐久間先生も 皆|此国の人にして 文武の誉たぐいなく ....