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家弟
「家弟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
家弟の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武蔵野」より 著者:国木田独歩
出あうおもしろ味が描いてあるが、いかにもさようだ。僕はかつてこういうことがある、
家弟をつれて多摩川のほうへ遠足したときに、一二里行き、また半里行きて家並《やなみ....
「三国志」より 著者:吉川英治
す」 「それでは私が心苦しい。……どうもこのままお別れではいさぎよくありません。
家弟の無礼は、私から謝します。まあ、しばらくお駐りあって、ゆるゆる兵馬をお養い下....
「三国志」より 著者:吉川英治
ある。自分の志ばかりの物だからといわれて、 「では、有難く頂きましょう」 と、
家弟の諸葛均にそれをおさめさせた。 孔明は、それと共に、弟の均へ、こう云いふく....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
のつながるものがあるのであろうか。 彫刻家の朝倉文夫氏からも、氏の義仲感想を、
家弟のことづてに伺った。総じて、義仲を考え直したといわれる方が多い。著者として望....
「紋付を着るの記」より 著者:吉川英治
暮だった。自分が二十三、四歳のころで両親もまだそろっていた。私の細腕のかせぎで一
家弟妹なんとかその日その日を過ごし、家は浅草栄久町の新堀ばたに借家していた。その....