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家所
「家所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
家所の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
う訣《わけ》か、恋人同志の相抱いて死んでしまったことに驚嘆している。
作
家所生の言葉
「振っている」「高等遊民」「露悪家」「月並み」等の言葉の文壇に行....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
い若僧で、いろいろ詳しく話してくれた。その話に拠ると、その当時のこの磯部には浅野
家所領の飛び地が約三百石ほどあった。その縁故に因って、大野は浅野家滅亡の後ここに....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
おまんの言う地所の譲り渡しとは、旧本陣屋敷裏の地続きにあたる竹藪の一部と、青山
家所有のある屋敷地二|畝六|歩とを隣家の伊之助に売却したのをさす。藪五両、地所二....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
を涜すからなー。」 支那では律学博士というた。「魏書」に、 衛覬奏、刑法、国
家所レ重、而私議所レ軽、獄者人命所レ懸、而選用者所レ卑、諸置二律学博士一、相教授....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
客で話の腰を折られて、それぎりになりました。 主人としては、なおくわしく、伊達
家所蔵の王羲之の孝経――しかも唐太宗親筆入りという絶代ものの出所来歴を話して聞か....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
家といえば、南国の大藩の宗家。その富は莫大であり、しかも注目すべきことには、大伴
家所領の山々こそは日本最大の地下資源の眠るところ。あまつさえ、山師や事業家の暗躍....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
川町の医家山崎氏の旧蔵品で、私は前にこれを同家から購求したものであった。同時に同
家所蔵の若水《じゃくすい》本『本草綱目《ほんぞうこうもく》』もまたこれを買い求め....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
を思へば感慨未だ尽きず。 本書の編輯に際して、今は世に珍らしきものとなれる小金井
家所蔵の『めざまし草』『芸文』及『万年艸』の完本、並に友人|竹友虎雄君所蔵の『し....
「修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
ものがある。頗る大いもので、恐く舞楽の面かとも思われる。頼家の仮面というのは、頼
家所蔵の面という意味か、あるいは頼家その人に肖せたる仮面か、それは判然解らぬが、....
「磯部の若葉」より 著者:岡本綺堂
品の好い若僧で、色々詳しく話してくれた。その話に拠ると、その当時この磯部には浅野
家所領の飛び地が約三百石ほどあった。その縁故に因って大野は浅野家滅亡の後ここに来....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
る。これまでながく、『金槐集』は実朝一生の作と思われていたが、金沢の松岡氏蔵の定
家所伝の『金槐集』を昭和四年に佐佐木信綱博士が発見されたのによって、その考は全く....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
で、半分は野田の息子が描いたものもあるわけである。 書き損じといえば、今、細川
家所蔵の「蘆雁図」の屏風も、伝えるところに依ると、君命で描いたものであるが、武蔵....
「魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
ろが偶然、この売り立てをいたそうとしたおかげで、この二つの謎が解けたのです。藤原
家所有のこれ等の品物が他人様の手に渡ってしまっては、もう再び夫人の遺書を探すよす....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
良民すなわちオオミタカラからは自然一段と身分の低いものに見られていても、やはり国
家所属の民であった筈である。そしてこれを時にトモノミヤツコと呼んだことは、「令集....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
あったと思われるのである。淀・山崎の散所のことは、建長五年十月二十一日注出の近衛
家所領目録の中にもその名がみえている。 一 散所 山科行時 摂津国....