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家族手当
「家族手当〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
家族手当の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
たほかに、伸子のうけた社会的存在のしるしは、佃の月給に二十五円ずつ加えられていた
家族手当と、年に四俵か五俵、独身者よりもよけいに学校からわけられる炭俵だけだった....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
を政府は提出しているが、勤労人民は、それをうけ入れかねている。千八百円ベースに、
家族手当や残業手当その他の給与を加えて、今日どうやら実収二千円以上に近い程度の大....
「鬼畜の言葉」より 著者:宮本百合子
るのである。読売新聞の時評(美濃口時次郎)はいち早くこの卓見に同調して、労働者に
家族手当を出すので子供を生む。
家族手当をやめよ、賃銀を労働者一人の能率払いにせよ....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
わすとともに、一月四円ずつ夕食手当というのを支給します。 ところで私が何故この
家族手当を支給することにしたかというに、これはずいぶん古くから考えていたことなの....
「S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
です。これが資本家側に武器として利用されなければいゝがとは思いますが、たしかに、
家族手当とか、税金負担とかの要求は、労働運動の目標としては変なもので、これは、最....