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「家累〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

家累の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
圓翁の墓を訪うた佐藤文次郎氏は、「梅津只圓翁墓」と刻んだ墓石がいつの間にか「梅津家累代墓」一基に合葬されてアトカタもなくなっているのに驚き、急に主となって奔走し....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ちのいたずらが、よく流行したもので、その最も代表的なるものは、京都の等持院の足利家累代の木像を取り出して、四条磧《しじょうがわら》にさらしたことである。 しか....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
って官帑《かんど》全くむなしかったためのみということができぬからである。時には武家累代の重宝と称せらるる掛物が、武家からして質屋に入り、遂に質流れになったのを、....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
の富も遠く及ぶところではない。金権結婚と云いたいが、これでは話がアベコベだ。大伴家累代の重臣が縁組をすすめるならば、五摂家の姫君などが、いかにも然るべきところで....
増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
その徳に帰依して、国師に増上寺の造営を嘱したのである。ここを三縁山と唱えて、徳川家累代の霊を祀る地とした。当時の増上寺は境内十八万坪、数十の大建築物棟を並べ、い....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
中にあっては将軍の令を聞き、天子の詔を聞かずともいうことがある。いわんや泰衡は源家累代の家人の遺跡を受け継いだものであれば、綸旨を下されずといえども治罰を加うる....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
そして小笠原家の家臣宮本伊織が拝領して碑を建てた土地なので、拝領山ともよばれ、同家累代の墓所もそこにあったという。とにかく由縁ある土地ではあるし、かたがた、無根....