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「家苞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

家苞の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
後にまた掻き寄せてあったそうである。それでも芸人らは容易く抜くことを得なかった。家苞には筍を多く賜わった。抜かぬ人もその数には洩れなかった。 前田家、伊達家、....
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
洞、諸宗の信徒悉く合掌礼拝、一応の崇敬をば忽せにせず、帰りには名物の煎餅、枝柿の家苞も約束ごとのように誰れも忘れてゆかぬこそ面白い。 菊と紅葉 菊は赤坂御苑....
風流仏」より 著者:幸田露伴
、知られぬ顔、早く頬摺して膝の上に乗せ取り、護謨人形空気鉄砲珍らしき手玩具数々の家苞に遣って、喜ぶ様子見たき者と足をつま立て三階四階の高楼より日本の方角|徒らに....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
て来ました。小僧に吩付けて出来るだけのご馳走を拵えさせてその男に喰わせ、その上|家苞物などを拵えて、「先年はいろいろ厄介になってありがたい」と礼をいって還してや....