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家譜
「家譜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
家譜の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「佐橋甚五郎」より 著者:森鴎外
。 この話は「続武家閑話《ぞくぶけかんわ》」に拠《よ》ったものである。佐橋家の
家譜《かふ》等では、甚五郎ははやく永禄《えいろく》六年一向宗徒に与《くみ》して討....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
いとした所が、今になって武士たるものが、心を動かすべき筈はないのである。 豊臣
家譜代の連中が、関東方に附いて城攻に加っているのに、譜代の臣でもない幸村が、断乎....
「なかじきり」より 著者:森鴎外
影響のごときは、少くも動機の全部ではなさそうである。趙翼は魏収をそしって「代人作
家譜」といった。しかしわたくしの伝記を作るのと、支那人が史を修めたのとは、その動....
「斬られたさに」より 著者:夢野久作
大丈夫じゃ。万が一にも不覚はあるまい」 平馬は南向の縁側へ机を持ち出して黒田家
家譜を写していた。一柳斎から「世間|識らず」扱いにされた言葉の端々が気にかかって....
「『トルストーイ伝』」より 著者:宮本百合子
豊富さをも信頼に足るものとしているのである。 第一巻は、トルストイの祖先たちの
家譜から一八六二年、既に作者として揺がぬ歩みを示しはじめた三十四歳のトルストイが....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
え、何で吾が妻女を疑い、他人を信としようぞ。惣じてかかる場合、たといそれがしが其
家譜代の郎党であって、忠義かねて知られたものにせよ、斯様の事を迂闊に云出さば、却....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
なかったが、然し、はるかに人間と人間の会議であったと言えそうだ。たとえば「黒田家
家譜」に見える“異見会”などもなかなかおもしろい仕組みである。 異見会とは、つ....