宸筆[語句情報] »
宸筆
「宸筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宸筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
畏れ多い限りではあるが『慶長軍記抄』に依れば「万乗の天子も些少の銭貨にかへて
宸筆を売らせ給ひ、銀紙に百人一首、伊勢物語など望みのまゝをしるせる札をつけて、御....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
方が留守であったので、土産物を残して帰った。『新撰菟玖波集』には御製の金章長短の
宸筆《しんぴつ》をも交えているので、禁裏でも等閑《なおざ》りの献上物のごとく見過....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
では島根県史六巻の第六章はさすが卓抜しているが、それにしてさえ骨子は鰐淵寺所蔵の
宸筆文書一通のほかにさしての取りえもない。 現今の観光ブームで問題になっている....