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容疑
「容疑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
容疑の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人間灰」より 著者:海野十三
リと廻わすやいなや、青谷技師に躍りかかった。 「さあもう欺されんぞ。君を殺人犯の
容疑者として逮捕する!」 「これは怪しからん」 青谷技師は激しく抵抗したが、署....
「電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
ようになっている所だ」 部下の一人に耳打ちした赤羽主任は、次にも一人の部下に、
容疑者として由蔵の逮捕|方並に非常線を張ることを、本署に電話するように命じた。 ....
「白蛇の死」より 著者:海野十三
方より嫌疑が薄くなる訳で、一先ず彼も釈放されることになった。 警察では他に誰も
容疑者として拘引しておらず、この事件はわりに無雑作に放置されている如く見えていた....
「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
で云った。 「貴方が見逃しているところを拾って、事件を早く解決したいのです。僕も
容疑者の一人だそうですからね。ハッハッ」 刑事が一人、馳けてきた。 「課長どの....
「蠅男」より 著者:海野十三
の殺害現場を調べた検察官はまことに遺憾にたえないことだったけれど、村松検事を殺人
容疑者として逮捕するしかないのっぴきならぬ証拠を握っていたのであった。 そのと....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
だろう。 十二月三日 ◯午後三時の放送は、マ司令部が新に五十九名の「戦争犯罪人
容疑者」を逮捕すべき旨、日本政府へ命令したとある。 その顔触れの中には梨本宮を....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
と鵜の目|鷹の目でさがしているから、君なんかうっかりいくと、たちまち捕えられて、
容疑者になってしまうよ。そしたら、いつ娑婆へでてこられるか分りゃしない」 先生....
「金属人間」より 著者:海野十三
けて空中へふきあげられちまったんじゃないかね」 川内警部は、おしいところで重大
容疑者《じゅうだいようぎしゃ》に逃げられてしまったという顔で、こういった。 長....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
「そうかなあ、君に妹さんがあったのかねえ。……いや失敬。それは困ったねえ。殺人
容疑者としてあげられたとは、ちょっと面倒だね。……もちろん信じるよ、僕は。君の妹....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
述べた。 帆村は感動の色を見せて肯いた。 「先生は、田鶴子さんが古神子爵殺しの
容疑者であると考えていらっしゃらないんですか」 この突然の質問は、帆村を愕かし....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
出動の第五十八戦車兵団全滅す。空軍の爆撃も無力。鎮圧の見込全然なし” “怪犯人の
容疑者たるルス嬢とベラント氏は昨夜|私刑さる” 鉛華女が、無線電話のかかって来....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
どうもウララ夫人によこしまな恋慕をしたためだという話です」 「なるほど、そいつは
容疑者のうちに加えておいていいネ」 そういっているところへ、階下から一名の警官....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
から次へとつづいていった。たいへんな手間であった。 恐怖の命令 カワカミ
容疑者連の取調の方は、ずっと慎重にとりはこばれていた。 この方の鑑定委員は八名....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
のは? 杜はだんだんと周章てだした。 さあ大変である。すくなくとも、彼自身は
容疑者の一人として、警察署に連行されるであろう。自分はなにかヘマをやっていないで....
「キド効果」より 著者:海野十三
いらしい)と丘助手は一生懸命に理解しようと、三曲線をその網膜に送りこんでいる。(
容疑者の烏山と磯谷と犬塚――すると、これは三人の
容疑者に関するものらしい。三人の....