容量[語句情報] » 容量

「容量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

容量の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「電車の混雑について」より 著者:寺田寅彦
想的の場合だと、停車回数に等しい羃数で収容人数が増加するわけである。実際には車の容量に制限されるから、そう無制限には増さないだろうが、ともかくも、「込んだ車はま....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
って、之は専門とかアカデミー的態度とかの、最もみじめなカリケチュアとなる。思想的容量を持たない文化は、文化でなかった筈で、実は何等の人間的な認識の名にも値いしな....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
を払って、しっかとその処へ据直す。 （立野さん。貴下は革鞄の全形と折重って、その容量を外れない範囲内にお立ち下さい。縫子が私の妻として、婚礼の日の途中、汽車の中....
「新年雑俎」より 著者:寺田寅彦
骨の髄まで凍ってしまいそうな気がする。またストーヴがあるにはあっても、その部屋の容量を考慮に入れないで瓦斯消費量のみを考慮に入れたようなストーヴだと効果はやはり....
「映画雑感（Ⅴ）」より 著者:寺田寅彦
それである。ただ残念に思うのは、外国の多くの実例と比較したときに感ぜられる音楽の容量の乏しさと、高く力強く盛り上がって来るような加速的構成の不足である。もう一層....
「人体解剖を看るの記」より 著者:海野十三
ツには、かなり多量の血液が溜ったらしかった。結局この柄杓は一ぱい何シーシーという容量が決っていて、何ばいの血液がすくいだされたから、屍体の血液の量は尋常であった....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ii. p. 418, c. vi. p. 201.〕 私はスウェーデン・タンの容量を正確に見出しえなかった。それは我国の一サックすなわち半クオタアよりやや以下....
「バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
のが欄干の間から見えた。 『あれは？』 『コロシアムだ、大きな丼鉢のようだがあの容量は八万人だ。あの中央の緑の美しいのをごらんなさい。秋になるとあすこでフットボ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
て小児が茶碗の中の飯を残すと勿体ないから食べておしまいと母親が強《し》いて小児に容量以上の物を食せしむるは最も大害あり。牛乳が少しコップへ残りてもモー少しだから....
「指導者としての寺田先生」より 著者:中谷宇吉郎
ンが電光の研究をして以来、その後の火花の研究は、電気計測器の発達につれて、電圧、容量、抵抗その他計測しうる量に関する研究が先立ち、火花自身を問題とすることが少く....