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宿房
「宿房〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宿房の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
役ノ行者と光明優婆塞との、その二人の具象化として、この石像を尊んだ。 僧侶達の
宿房は、この石像の西南にあった。護摩壇、垢離場、懺悔の部屋、小さい無数の礼拝所、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
義尚将軍の時、既に僧の妻を大黒と呼んだと証した。いわく、長享二年十一月二十八日、
宿房の大黒を招き、晨盤を侑《すす》む。その体《てい》蛮のごとし、戯れに詩を作りて....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
っていたところだ。 それさえあるに、その鴻山が、見返りお綱と一緒に、突然、この
宿房へ訪ねてきたのだから、かれの驚愕はもっともだ。しかし、この訪れは、同じ意外で....