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「寂黙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寂黙の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
白糸も然《さ》なり。 やがて渠は橋に来りぬ。吾妻下駄《あずまげた》の音は天地の寂黙《せきもく》を破りて、からんころんと月に響けり。渠はその音の可愛《おかし》さ....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
めて、覚えずこう呟こうとして、そのまま口を噤んでしまった。少しでも声を立てて深い寂黙を破るのが、何だか気味悪く感じられたのだ。 漁師はまたもとのように篷の下に....