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「寄付き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寄付きの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
はすぐに出て行った。その帰るのを待っている間《ひま》に、半七は家内を見まわると、寄付き、茶の間、座敷、納戸《なんど》、女中部屋の五間《いつま》で、さすがは小金で....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
判が大きくなった。 おみよは今年十八で、おちか暮しをしていた。長屋といっても、寄付きをあわせて四間ほどの小綺麗な家で、ことに阿母は近所でも評判の綺麗好きという....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
んな事件が出来したのでございます。 前にも申した通り、今度の家は四間で、玄関の寄付きが三畳、女中部屋が四畳半、茶の間が六畳、座敷が八畳という間取りでございまし....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
し候者也」と読むより、左なきだに義気に富みたる文治、血相を変えて引廻しの馬の前に寄付き、罪人の顔を見ますと、今度は俯向いていまして少しも顔が見えませんけれども、....
三枚続」より 著者:泉鏡花
ねえんです。まだね先生、そりゃ可うございますが、彼奴等人を狂人にしやあがってさ、寄付きゃしませんでした、男ごかしだの、立ごかしだのは幾らもあるんだけれど、狂人ご....