寄子[語句情報] » 寄子

「寄子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寄子の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
んなえらい事になるかも知れねえとまア、女の狭え心で誠に案じることでござります、年寄子供を扣えて軽躁な事がなければ宜いがと思って居ます処の、昨日私が処えねえ……少....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
と延徳二年の条とに、富田某という名があらわれて、その註に「細河被官人薬師寺備後の寄子《よりこ》」とある。この代官が延徳元年に上洛した時には、柳二荷、鴈《がん》、....
淪落の青春」より 著者:坂口安吾
がジャズバンドをかりてダンス・パーテーをやるそうだから見物しよう、という。 年寄子供連の帰ったあとで、またゝくうちに客席を片づけてダンスホールに一変した。村の....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
に行われました。金重は六十五になりますが、無慾な爺さんでございます。只た一人|年寄子でお富と云う娘がございましたが極別嬪でございます、年は十八に相成りますが、誠....
醤油仏」より 著者:吉川英治
垢のついた仕事着にちょッ切帯、身なりはひどいが、襟元の奥が肌白く見えて、この寄子部屋ではどうしても掃溜に鶴。 「ほかの事情ならなおのこと、打明けても差しつか....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
族はその構成がずっと複雑だったのである。先代先々代からの種ヲヂもおれば、貰い子も寄子も奉公人もいる。また時々の手伝いやユヒの人もくる。これらの人々に十分に食わせ....