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「寄居〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寄居の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
そら、あの、そら巌のもっとさきへ、海の真中まで漕いで行けるか、どうじゃろうな。」寄居虫で釣る小鰒ほどには、こんな伯父さんに馴染のない、人馴れぬ里の児は、目を光ら....
小さな出来事」より 著者:寺田寅彦
名として「木螺」というのがあった。なるほど這って行く様子はいかにも田螺かあるいは寄居虫に似ている。それからまた「避債虫」という字もある。これもなかなか面白いと思....
旅だち」より 著者:豊島与志雄
の友人でありまして、郷里で女学校を了えると、東京に出て専門学校に学び、親戚の家に寄居して、ある出版社に勤めていました。眼玉のよく動く円い眼をしていまして、それが....
わが戦争に対処せる工夫の数々」より 著者:坂口安吾
臥龍先生といふ水泳術の大家がゐて(私は姓名に記憶違ひがあるかも知れぬ。先生の碑は寄居浜の砂丘の上から日本海を見下してゐる)新潟から佐渡まで泳いだ。新潟の海で遠く....
興津弥五右衛門の遺書」より 著者:森鴎外
成り候。壮年に及びて弥五右衛門景一と名告り、母の族なる播磨国の人|佐野官十郎方に寄居いたしおり候。さてその縁故をもって赤松左兵衛督殿に仕え、天正九年千石を給わり....
知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
なり。これを川越通りと称え、比企より秩父に入るの路とす。中仙道熊谷より荒川に沿い寄居を経て矢那瀬に至るの路を中仙道通りと呼び、この路と川越通りを昔時は秩父へ入る....
樹氷」より 著者:三好十郎
しいと言う気がするんです。たしかその山は秩父の方でしたね。 春子 はあ。なんでも寄居から三峰の方へ入って行った所だそうで。 木戸 そいで、御主人に附きまとってい....