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寄掛け
「寄掛け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寄掛けの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「画の悲み」より 著者:国木田独歩
見ていた。 彼は熱心に書いている。草の上に腰から上が出て、その立てた膝に画板が
寄掛けてある、そして川柳の影が後から彼の全身を被い、ただその白い顔の辺から肩先へ....
「古狢」より 著者:泉鏡花
灯なしに――二人は、歩行き出した。お町の顔の利くことは、いつの間にか、蓮根の中へ
寄掛けて、傘が二本立掛けてあるのを振返って見たので知れる。 「……あすこに人が一....