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「寄生植物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寄生植物の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
二子式の火山で、しかも側火山(学者によっては、寄生火山という言葉を用いているが、寄生植物のように、別種のものが、他種の本体に倚《よ》りかかっているのでないから、....
鼻の表現」より 著者:夢野久作
を枯らして自分のこやしにして終う一方、巻付いて来る蔦蔓から、皮肉に食い込んで来る寄生植物までも引き受けて、共々に盛んに芽を吹き、枝を延ばし、花を咲かせ、実を結ん....
震災日記より」より 著者:寺田寅彦
大正十二年八月二十四日 曇、後|驟雨 子供等と志村の家へ行った。崖下の田圃路で南蛮ぎせるという寄生植物を沢山採集した。加藤首相|痼疾急変して薨去。 八月二十五日 晴 日本橋....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
墓の碑銘をほの暗い提灯に照らし見た末に、二人は長い雑草にかくされて、苔がむして、寄生植物の生えている石板のあるところに行き着きました。碑銘の前文を判読すると、こ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
あり、古いゴールの幹のうちに根をおろし言語の方面にすごい枝葉をひろげてる、一つの寄生植物である。しかもこれは、第一印象ともいうべきものであり、隠語の卑俗な外見に....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
同物ヲ得タリ此度ハ其生ズル処ハ葉ノミニ限ラズ枝ニモ幹ニモ生ゼリ而シテ其全ク一種ノ寄生植物ニシテ年々新枝ヲ出ス頃ニハ前ニ栄ヘシ枝ハ枯レ行クモ全ク枯レ尽ルコトナキ多....