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寄稿
「寄稿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寄稿の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「羅生門の後に」より 著者:芥川竜之介
薦によって、「芋粥《いもがゆ》」を「新小説」に発表したが、「新思潮」以外の雑誌に
寄稿したのは、寧《むし》ろ「希望」に掲げられた、「虱《しらみ》」を以《もっ》て始....
「十円札」より 著者:芥川竜之介
たのは本郷《ほんごう》のある雑誌社である。この雑誌社は一月《ひとつき》ばかり前に
寄稿を依頼する長手紙をよこした。しかしこの雑誌社から発行する雑誌に憎悪《ぞうお》....
「西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
こで僕は今、この話を書く事によって、新小説の編輯者《へんしゅうしゃ》に対する僕の
寄稿の責《せめ》を完《まっと》うしようと思う。もっとも後《のち》になって聞けば、....
「星座」より 著者:有島武郎
わすと、国のおやじにひけを取らない田舎者だと思って感心した。
『ダントン小伝』を
寄稿したのは俺だといって自分を紹介したら、円山さんは仏頂面《ぶっちょうづら》に笑....
「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
ならきっとおかしく思われたに相違ない。というのは、戸浪三四郎は『新青年』へ随筆を
寄稿してこんなことを云った。 「僕は電車に乗ると、なるべく若い婦人の身近くを選ん....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
仲々よろしく、就中「原子力の将来」についての木村氏の記事と、マ司令部のROX氏の
寄稿に大いに感動す。この旨、安達君へ手紙を認めた。 ◯読者ウィークリーに「鼠色の....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
になっていると、そのころ文芸倶楽部の編集主任をしていた森|暁紅君から何か連載物を
寄稿しろという注文があったので、「半七捕物帳」という題名の下にまず前記の三種を提....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
されました。そして、「ピクイック週報」という週刊新聞が発行され会員はみんななにか
寄稿することになって、文才のあるジョウが、編集にあたりました。 今後七時、四人....
「慈悲心鳥」より 著者:岡本綺堂
|幾歳の今年まで独身で、老婢ひとりと書生一人の気楽な生活である。雑誌などへ時どき
寄稿するぐらいで、別に定まった職業はない。多年懇意にしている私は、今夜もただ簡単....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
教えるかたわら法律を勉強し、弁護士になり、政治家に転じ、選挙運動に奔走し、新聞に
寄稿もし、ついに民事裁判所の判事になったということであった。ブロム・ボーンズは恋....
「雪の一日」より 著者:岡本綺堂
案外に少数であることを記憶しなければならない。 先月初旬に某雑誌から探偵小説の
寄稿をたのまれたが、私はなんだか気が進まないので、実はきょうまでそのままにしてお....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
郎は憤慨した。桜痴居士は更に憤って、すぐに一篇の長い文章をかいて、『中央新聞』に
寄稿した。諸君は新聞社の劇評家であるから、その劇が詰まらなければ各自の新聞紙上で....
「半七捕物帳の思い出」より 著者:岡本綺堂
なっていると、そのころ『文芸倶楽部』の編輯主任をしていた森暁紅君から何か連載物を
寄稿しろという註文があったので、「半七捕物帳」という題名の下に先ず前記の三種を提....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
熟であった。当時の文壇の唯一舞台であった『読売新聞』の投書欄に「蛙の説」というを
寄稿したのはマダ東校(今の医科大学)に入学したばかりであった。当時の大学は草創時....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
を内心|窃に爪弾きしていた。その頃、二葉亭の交際した或る文人が或る雑誌に頼まれて
寄稿した小説が頗る意に満たないツマラヌ作であるを頻りに慚愧しながらも、原稿料を請....