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寄親
「寄親〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寄親の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
指を折って楽《たのし》みにして、病気中もお前さんの事ばかり云って、外《ほか》に身
寄親類はなし、手許《てもと》へ置いて育てたから、新吉はたった一人の甥《おい》だし....
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
今日は駈出そうか、明日は迯《に》げようかと思った事もあったけれど、外《ほか》に身
寄親類もないから駈出しても往《ゆ》き処《どこ》がない私ゆえ堪《こら》えてはいまし....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
様、店も忙しゅうございますし、本所の伯父伯母と云った処で、ほんの母がたよりました
寄親同様。これといって行きたい場所も知りませんものですから、旅をするなら、名ばか....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
というに入門した。ここは新当流で宮本武蔵から伝った流だと聞いていた。この入門には
寄親《よりおや》というものが入る。それで親類の奥平というのが、橋本の免状を得てい....