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寄鍋
「寄鍋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寄鍋の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
軽く襟を扱いて、 「そこで、御馳走は、」 「綱次さんが承知をしてます。」 「また
寄鍋だろう、白滝沢山と云う。」 「どうですか。」 と横目で見て、嬉しそうに笑を....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
こんな事を云った。団子坂のエビスで紅茶を呑んでいると、順子さんは、寒いから、何か
寄鍋《よせなべ》でもつつきたいと云う。
「あなた、どこか美味いところ知ってらっし....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
のが、さしむかいで、盃洗が出るとなっては、そのままいきなり、泳いで宜しい、それで
寄鍋をつつくうちは、まだしも無鱗類の餌らしくて尋常だけれども、沸燗を、めらめらと....