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寒山寺
「寒山寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寒山寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
けて、純綿の紐を通した頸飾りであった。醤は、このからからんという音を聞くたびに、
寒山寺のさわやかなる秋の夕暮を想い出すそうである。――なにしろ、ここは、人跡まれ....
「上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
りゆくような蘇州辺の光景は、上海郊外には何処にも見られなかった。張継の詩で有名な
寒山寺横の楓橋あたりの運河の眺めは、平凡ななかに特殊な風趣を含んだものであるが、....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
うのではない。 汽車は大きくて、中がゆったりとして乗心持もよかった。 蘇州の
寒山寺は別していい寺というほどのこともないが、この寺の向こうには有名な楓橋があっ....
「中支遊記」より 著者:上村松園
の案内賃を請求しているのである。私達は笑いながら銭をつかませてやった。 蘇州の
寒山寺、獅子林、明孝陵。鎮江金山寺、杭州の浄慈寺、それに前に書いた平仙寺、雲林寺....