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寒川
「寒川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寒川の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
伴蒿蹊《ばんこうけい》の『閑田次筆《かんでんじひつ》』二やそれより七十年前出来た
寒川辰清《さむかわたつきよ》の『近江輿地誌略』十一に引いた通り、『古事談』に次の....
「夏目漱石先生の追憶」より 著者:寺田寅彦
るだけの素養をもっていたのである。文学者には異例であろうと思う。 高浜、坂本、
寒川諸氏と先生と自分とで神田連雀町の鶏肉屋へ昼飯を食いに行った時、須田町へんを歩....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
。しかるにその後『改定史籍集覧』二五所収、慶長十八年頃書かれたところといわるる『
寒川《さむかわ》入道筆記』を見るに、「とにかくに、右のようなる事どもをきけば気の....
「今日の文学の諸相」より 著者:宮本百合子
木と金の間」をはじめとして、今年は系譜的な作品がどっさり書かれた。十二月の作品も
寒川光太郎氏「嶺」半田義之氏「はずみ」野口富士男氏「河からの風」いずれも大別すれ....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
寒川鼠骨君には「新囚人」の著がある。田岡嶺雲君には「下獄記」の著がある。文筆の人....
「細木香以」より 著者:森鴎外
なった年である。 文久三年の春であった。親戚某が世話をして、香以は下総国千葉郡
寒川の白旗八幡前に退隠した。
寒川は漁村である。文字を識って俳諧の心得などのあるも....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
てしまった。 それから少し話が後《あと》へ戻るが、私は十五歳の頃、馬術の方でも
寒川《さんがわ》というへ入門した。一体、武士の家では弓馬剣槍といってこれだけには....
「子規自筆の根岸地図」より 著者:寺田寅彦
ャボテンを売る店があった。もう少し行くと路地の角の塀に掛けた居住者姓名札の中に「
寒川陽光」とあるのが突然眼についた。そのすぐ向う側に
寒川氏の家があって、その隣が....