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「寒暄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寒暄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
引移ッて参ッた官員は家内四人|活計《ぐらし》で、細君もあれば娘もある。隣ずからの寒暄《かんけん》の挨拶が喰付きで、親々が心安く成るにつれ娘同志も親しくなり、毎日....
瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
を三田の邸に訪いしは、午後一時頃なり。例の通り奥の一間にて先生及び夫人と鼎坐し、寒暄の挨拶了りて先生先ず口を開き、この間、十六歳の時|咸臨丸にて御供したる人|来....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
足るものがあった。 沼南には最近十四、五年間会った事がない。それ以前とて会えば寒暄を叙する位の面識で、私邸を訪問したのも二、三度しかなかった。シカモその二、三....