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寒熱
「寒熱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寒熱の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
折竹もセルカークの計いで、この探検に隊長として加わったのである。 沙漠、峻嶮、
寒熱二帯の両極をもつアフガニスタン。慓悍無双といわれるヘタン人の人夫をそろえ、い....
「教育の目的」より 著者:福沢諭吉
観《み》て快楽を覚ゆるの情に異《こと》ならず。家屋庭園の装飾はただちに我が形体の
寒熱|痛痒《つうよう》に感ずるに非《あら》ざれども、精神の風致を慰《なぐさむ》る....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
し。これを健康に保たんとするには、飲食なかるべからず、大気、光線なかるべからず、
寒熱、痛痒《つうよう》、外より刺衝《ししょう》して内よりこれに応じ、もって一身の....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
処世上の心得としてどのくらい貴重な参考になるか知れません。 利休の茶道の歌に、
寒熱の地獄を潜る茶柄杓も 心なければ苦しくもなし これ利休が職分の深いたし....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
そんな病名はない。「和名|類聚鈔」の病名部によると一名|瘧病ともただ瘧ともいい、
寒熱、時ヲ措イテ振フ、とあるから今の流感に似て急性な症状でもあったろうか。 噂....