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「寒露〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寒露の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武蔵野」より 著者:国木田独歩
略と光景の要素とを示しておかんと思う。 九月十九日――「朝、空曇り風死す、冷霧寒露、虫声しげし、天地の心なお目さめぬがごとし」 同二十一日――「秋天|拭《ぬぐ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
研究の筵を開いて、先師遺著の輪講を思い立つ山吹の片桐春一のような人がある。年々|寒露の節に入る日を会日と定め、金二分とか、金半分とかの会費を持ち寄って、地方にい....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
とををに露霜置き寒くも時はなりにけるかも 〔巻十・二一七〇〕 作者不詳 初冬の寒露のことをツユジモと云った。宣長は玉勝間で単にツユのことだと考証しているが、必....