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寛和
「寛和〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寛和の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
録されているから、法縁|微妙、玉環の相連なるが如しである。匡房の続往生伝の叙に、
寛和年中、著作郎慶保胤、往生伝を作りて世に伝う、とあるに拠れば、保胤が往生伝を撰....
「C先生への手紙」より 著者:宮本百合子
義の伝統的暗示、或は宣伝に依て、箇人的気質が、公衆の不文律に順応して行ける程度の
寛和、或は弛緩を加えて居ります。従って、群集の各人は、箇性の力に明かな局限を認め....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《ほていし》が、子供に取巻かれたというのが羨《うらや》ましいのでもなく、越後の良
寛和尚が、子供に愛せられたのを模倣してみたいというのでもなく、まして、かのお松と....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《よわい》を保つべきなり。『公事《くじ》根源』を見るに中朝この遊び盛んに、円融帝
寛和元年二月十三日に行われたのは殊に振《ふる》った物だったらしく、幄《とばり》の....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
り、午前中は、外来講師小西先生の民芸に関する講義も落ちついてきいた。小西先生は良
寛和尚を思わせるような風格の人で、その言葉や動作の中に作為のないユーモアがあふれ....
「現代茶人批判」より 著者:北大路魯山人
であって、例外の天才を迎えないかぎりどうしようもないことなのである。徳川末期に良
寛和尚が生まれたような奇跡の事象が生ぜぬかぎり、今を昔に返すことはむずかしい。 ....
「日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
して存立しないと言うべきである。しかし、実際における料理屋の料理は、かつて名僧良
寛和尚によって喝破され、否定されたように、全く不合理極まるものであって、そのほと....