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寝せる
「寝せる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寝せるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
五日ほどして起きたり。 ところが七月七日の午前一時頃痰が赤くなりはじめ、就
寝せるも睡りやらず、しきりに痰出でて目がさめ、そのうちに午前四時頃喀血す。従来に....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
物一つ加えたは何よりのことどもである。 さてその灯籠というは、形を都鳥の水に浮
寝せる姿とし、これに灯を入れて流れの上より下へ行くにまかせて放ちやるにて、岸の遠....
「炎の人――ゴッホ小伝――」より 著者:三好十郎
抱えて、階段の方へ行き、ゆっくりそれを昇って、寝室に入り、ヴィンセントをベッドに
寝せる。ヴィンセントはグッタリして意識がないらしい。……それをジッと見おろしてい....
「冒した者」より 著者:三好十郎
ァの上に寝せとくか。(言われて房代、省三、浮山の三人が柳子を抱えあげて、ソファに
寝せる……)こういうタチの人は、下手をすると、おかしくなる。 若宮 気が狂うんで....
「南北」より 著者:横光利一
勝手に世話しやいせ。」 「ええが。」 「ええがも無いやないか。お前たちまちどこへ
寝せるつもりや。食わす位ならまだ我慢もしよが、どんと寝附かれて動きもこじりも出来....