寝乱れ髪[語句情報] » 寝乱れ髪

「寝乱れ髪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寝乱れ髪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
は紙を透かして浪子が仰ぎ臥しつつ黒スコッチの韈を編める手先と、雪より白き枕に漂う寝乱れ髪の上にちらちらおどりぬ。左手の障子には、ひょろひょろとした南天の影|手水....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
りと座敷へ寝ころぶ。本を読むのかと思ったらそうでなく、それで手拍子をとりながら、寝乱れ髪の柳かげ、まねく尾花の朝帰り……と小唄をうたい出した。 庄兵衛が呆れか....
かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
しられ何の小春が、必ずと畳みかけてぬしからそもじへ口移しの酒が媒妁それなりけりの寝乱れ髪を口さがないが習いの土地なれば小春はお染の母を学んで風呂のあがり場から早....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
と『|藪知らず《マッキオ》』ってのがある。棘《いばら》や木の枝が、こう、ご婦人の寝乱れ髪って工合に繁っていて、そのなかには鶫《つぐみ》もいれば虎もいる。そいつを....