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寝入り端
「寝入り端〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寝入り端の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
車に乗るを得て、婦人は三宅坂で下りて所縁の家へ、余は青山で下りて兄の家に往った。
寝入り端と見えて、門を敲けど呼べど叫べど醒めてくれぬ。つい近所に姪の家があるが、....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
八丁堀の合点長屋へ帰って来ると間もなく、前後も不覚に鼾《いびき》を掻き始めたその
寝入り端《ばな》を、逆さに扱《しご》くようにあわただしく叩き起されたのであった。....