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寝冷え
「寝冷え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寝冷えの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「母」より 著者:芥川竜之介
さんがねえ。……」
「何だい、病気は?」
「やっぱり風邪《かぜ》ですって。始めは
寝冷えぐらいの事と思い居り候ところ、――ですって。」
敏子はやや興奮したように....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
れて、半七は八丁堀へむかった。 日が暮れて、涼しい風が又吹き出した。油断すると
寝冷えするなどと云いながら、四ツの鐘を聞いて寝床にはいると、その夜なかに半七の戸....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
筈だったのですが、暁方から急に頭痛がすると云って、まだ二階に寝て居ります。たぶん
寝冷えをしたのだろうというので、今朝ほどは立つのを止めました」 「そうですか、そ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ふみ出したのかと思いよる」とふくれていましたが夕刻秋本へ行って切って貰って来た。
寝冷えもしていて、きょうは両方で休み(仕事もないので)私共三人は(母上・多賀子、....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
して、雷をきいて居りました、妙な梅雨ね。ゆっくりして詩集の話を書きたい心持です。
寝冷えなさらないように。
六月三十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)....
「女難」より 著者:国木田独歩
に熱い日の晩でございます、長屋の者はみんな外に出て涼んでいましたが私だけは前の晩
寝冷えをしたので身体の具合が悪く、宵から戸を閉めて床に就きました。なんでも十時ご....